2023年2月12日 (日)

ロイヤルホストのキッチンでアルバイト

ほんと、1年ってあっという間・・・。

そうか、去年の今頃は、栄養士専門学校の卒業式を控えていたのか・・・。

「卒業後は、学校給食の現場で働きたい」という当時の夢は叶い、

毎日せっせと給食づくりに精を出す日々。

最初は何をどうしていいのか全くわからず、とまどうばかりだったけど、

最近ではなんとかスムーズに動けるようになってきた気がする。

 

そして、去年の11月から始めたロイヤルホストのキッチンのアルバイト。

栄養士と調理師の免許はとったものの、自分で「調理師です」と言うのは憚られるような料理の腕前であり。

飲食店のキッチンで働いて経験を積みたい、という願いをかなえるべく開始。

最初はひたすら皿洗いだったけど、今年の1月前後から少しずつ料理を教えてもらえるようになってきた。

サンドイッチの切り方や、パンケーキの焼き方、ステーキや肉の焼き方、

サラダの盛り付け方などなど。

実は自分のことを、もっと器用に色々こなせる人間だと思っていたが、

びっくりするぐらい失敗する。

そして、一度聞いたはずのことが全然思い出せない。

だけど、「大丈夫だから」「慣れたら普通にできるようになるから」と、

周囲の先輩たちがみな根気強く教えて、フォローしてくれる。

人の温かさが身に染みる。

 

来年の今頃は、ここに「ロイホのキッチンの仕事も、1年前に比べてこんなに上達した!」

と書けるように、日々努力したい!

できなかったことができるようになっていくのは、嬉しいものだ。

 

若いうちは、仕事の成功は、いくら稼いだかで評価される。

でも、年をとると違う。

どれだけ自分の仕事を愛してきたか、で評価されるんだ。

~のび太のおばあちゃんの言葉~

 

2022年2月12日 (土)

パラコードのキーホルダー

「こんなことしてる暇があるなら、勉強しないと!」
という焦りから解放されたらやりたかったこと、その1。
買い置きのパラコードを使ったキーホルダー作り。
E.T.と忍者。めっちゃカワイイ(^o^)
写真の説明はありません。

https://youtu.be/6Mc4EVJ8SuM

https://youtu.be/wFantS5zFuI

最近、幸せを感じるときに音があるとすれば、「ジワ~ン」かな、と思っている。

「あぁ、今、幸せだ」というような言葉でしか表現できないことに、

少し物足りなさを感じる、というとき。

「ジワ~ン!」と口に出してみると、幸せ感が倍増する気がする(笑)。

 

「そんなに焦らなくても、やりたいと思ったことを、何でもやってみていいんだな」

という事実に、改めて幸せを感じる。

 

 

2022年2月10日 (木)

栄養士専門学校 来月卒業!

昨年に引き続き、またしても「あなたのブログがまもなく更新できなくなります」というメールが・・・。

おぉ・・・、1年って、あっという間だわ・・・。

来月3月9日は、卒業式。

明日の最終登校を控え、ここまで元気に皆出席できたことに、まずは感謝したい。

新型コロナウイルス問題真っ只中の2年間ということもあり、中止になった学校行事も多く。

夏の校外実習に関しては、企業の方々を招き、学校内で3日間集中的に行う、という方法をとったり。

一部、オンライン授業になったり。

前例のないことばかりで、先生方の対応も大変だっただろうな、と推察する。

そんな中でも、こうして無事単位取得につなげていただき、感謝しかない。

 

2年間、通学して感じたこと。

「人に、助けを求めてもいいんだ」ということ。

「なんでも自分でやらないと、頑張らないと」という思考に走りがちな性格であり。

調理実習中など、「こっち、やっておきました!」とか、

「お湯、沸いてますけど大丈夫ですか?」とか、周囲の若い子たちに助けられることがたくさんあって。

「そうかー、人とこういう関わり方をするのもありなのかー」と、静かに日々感動していた。

心遣いや振る舞いなど、見習いたい点もたくさんあった。

「栄養士免許取得」という同じ方向に向かって努力する仲間たちと出会えたこと、

40代の自分の、大きな財産になったように思う。

 

これからも、自分の気持ちに正直に!

1度きりの人生。

「やってみたい」「ワクワクする」ことをどんどんやる!

毎日楽しく、笑顔で過ごす!

 

 

 

2021年3月10日 (水)

栄養士専門学校 1年生を終えて

「あなたのブログがまもなく更新できなくなります」というメールが・・・。

なんと、1年間未更新のブログは、記事の追加や更新ができなくなるらしい。

そういえば、1年に何度かはマラソンの大会に出場して、その備忘録をつけていたから、

1年間全く更新しない、ということは過去なかったような・・・。

ということで(?)、改めてこの1年を振り返ってみた。

 

一言でいうと・・・、専門学校、ほんとにタイトなスケジュールだった!!

日々の実習を終えるごとに、卒論並みのレポート作成が、毎日のようにたまっていく。

いや、もっと適当にやってもよかったのかもしれないけど、

色々気になって、つい調べまくってしまう。

「このレポートが終わったら寝よう」と思ったら、朝になってしまった、ということも。

おまけに化学やら生物やら、高校時代全く興味がなかったものだから、かなりイタい思いをした。

「栄養士って、理系だったのね」と、入学してから知った。

それらの分野は赤ちゃん並みの知能しかなく、

授業内容が全く理解できない、なんてこともしばしば。

「家庭教師のトライ」のYouTubeには、いまだにかなりお世話になっている。

 

定期テストという形ではなく、都度教科ごとに小テストを行う、

という方式だったため、かなり頻繁にテストが行われた。

何度も見直し、覚えなおし。

「40代で記憶力が悪い分は、努力でカバーだ!」とばかりに、

筋トレも朝ランもぐっと減らし、睡眠時間も削って勉強した。

どうにか1年生は無事通過。

満点とれなかったテストも多かったけど、先生方が大目に見てくださったのか、

オール5とれて、ほっとした。

「よく頑張った、自分!」と言いたい。

 

私の中のイメージでは、「栄養士」といえば、どの食材にどんな栄養が含まれていて、

それらをどう活用して、といった授業が中心かと思っていたのだが。

心理学、生物、化学、公衆衛生学、解剖生理学、生化学実験、

食品衛生学実験、栄養学、栄養管理学実習、栄養教育論、

給食経営管理論、調理実習、調理科学、献立作成演習、パソコン演習などなど。

本当に多岐にわたっていた。

「未来デザインプログラム」という授業もあって、

「こんなことまで教えてくれるのか!専門学校って、ほんとにすごい!」と思った。

『7つの習慣』という書物をもとに、週に1回1時間ほど行われる授業で、

詳細は著作権上控えるものの、私にとってはかなりいい経験になった。

先入観をもたず、「なんでも素直に一生懸命取り組んでみる」という姿勢は、大切だと思う。

 

「日記をつけるのは有意義なこと」とわかっていても、

習慣にまで落とし込むのはなかなかで。今まではすぐやめていた。

ところが、この授業では、毎週日記を提出・チェックされる。

今週の目標を掲げ、「できたこと」「感じたこと」「もっとこうしたらよかったこと」を中心に記載し、

次の授業で提出する。

1年間継続した日記の習慣をなくしてしまうのがもったいなくて、

「3年日記」なるものを自分で選んで購入し、つけている。

日々、「よかったこと」「感謝したこと」「反省点」などを短文でつづっておくと、

見直したときに「今度はもっとこうしよう」と思い返しやすい。

週初めに立てた目標に沿って生活できているか、

自分が何を大切にしているか、自分の軸がぶれていないかも確認しやすい。

おそらく専門学校にいかなければ、私は日記の本当の有用性に気づくこともなく、

後回しにして、継続できなかっただろうと思う・・・。

 

「未来マップ」なるものを作って、発表もした。

「ドリームマップ」で検索すると、たくさん画像がでてくる、アレだ。

正直、「夢夢ばっかり言いやがって・・・、夢のない人間は生きてちゃいけないのか!?」

などと攻撃的な思考が湧き起こったりもしたが(すみません)、

冷静に取り組んでみると、これもかなり有意義だった。

他の人の夢も、応援したくなった。

「あー、疲れた。私って今、なんのために生きてるんだっけ?」みたいな心境になる日もある。

そんなとき、「そうだそうだ、こっちに向かって生きていきたいんだった」と、

思い出させてくれる指標にもなる。

困難なことも、ひとつずつこなしていけば、なんとか道は開ける。

 

「あれこれ考えずに、やりたいと感じたこと、やってみよう!」

と飛び込んだ、この学生生活も、残すところあと1年。

しっかり学び、実りある1年間にしたい。

 

 

 

 

 

 

2020年4月 8日 (水)

今、感じていること。


今日は、本来であれば、
栄養士の専門学校の入学式があったはずの日。
天気も良かったし、桜吹雪の中、
色んな家族の姿が見れたのかな、と想像したり。

一度郵送された日程表から、
先日、さらに日程変更の電話が。
カリキュラムには、調理実習も多めに盛り込まれているし、この先どうなるんだろう、と。
正直、不安に思わなくもない。

だけど、起こってしまったことは変えられず、
人生に「もしも」はない!

宅配で送られてきた段ボールを手早く処分し、
教科書の照合をすませ。
何十年かぶりに周期表の復習などしてみた。
今はネットで細かく確認できたり、
YouTubeの動画だったり。
自宅を出なくても、勉強しやすい環境が整っていることに感謝!

できることを少しずつ、やっていこう。

実は、2月の泉州マラソンも、
感染が怖くて参加できなかった…。
年々疲れやすく抜けにくいのを実感している身体。
ホームページに海外からの参加者の人数も公開され、参加するかしないかは、
各自の選択にまかせられる状態だった。

雨の中走り、完走後、クタクタの状態で更衣室で着替え。更に電車に乗り。
なんともない可能性だってもちろんあるし、
きっとなんともなかっただろうな、とも思う。

ただ、マラソンに限らず、

「うまくいけばこうだけど、
最悪の場合はどうなるだろう?
そうなったとき、
この選択を後悔しない覚悟はあるのか?」

とリアルに想像し、
自分自身に問いをなげかけてみる。

自分で決められるのは、自身の選択だけ。
他者の選択は、大切な人であれば尚更それを尊重し、結果はともに甘んじて受ける。
自分の考えも伝えつつ、
異なっていても批判はしない。
だって、何が正解かなんて、誰にもわからないし。

覚悟が必要な時代の真っ只中に生きているんだな、
と思う。

リアルに最悪の場合を想像しすぎて、
若干気持ちが落ち気味の時間も多いけど、
そこは耐える!
必要な思考のプロセスをふんだら、
後は考えても仕方ないことは考えない!

早めに切り替えて美味しいもの食べて、
ぐっすり寝て、今だからこそできる活動をする!
残された人生、一瞬でも多く笑顔で過ごす!

ネガティブかつ不安な感情、
攻撃的な思考がわき起こってきたら、
無理に抵抗せず、一旦受け入れて、
自分を思い切りなぐさめる!

「そうよね、ショックだよね!」。
大人だろうが子どもだろうが、
隠れて思い切り泣いたっていい。

「他の人はもっと大変なんだから、こんなことぐらいで弱音を吐いたらダメ」だとか、
「立場があるし、弱さはみせられない」
だとか、感情を無視して頑張るのが一番リスキー。
後に爆発する可能性、大。
自分自身のよき理解者であろうと努力すること!
きちんと受け止めて昇華していくこと!

早く、皆が安心して生活できる世の中が戻ってきますように。願いを込めて。

2019年11月 4日 (月)

2019年 あいの土山マラソン完走記

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2019年11月3日(日)。

3回目となる、あいの土山マラソンに参加。

2016年 3時間39分59秒

2017年 3時間41分20秒

2019年 3時間51分11秒

という結果に。

 

9月から無職になり、「さあ、しっかり走り込むぞ!」

という思いとは裏腹に。

サブ3.5に必要な「㌔4分58秒」を維持して走る練習に、

走力が全く伴わない。

「きっと、この季節外れの暑さのせいだ!」と気をとりなおし、

心拍数を150後半~160台維持して10km、

ラスト1kmは全力で、という練習を中心に行う。

 

正直なところ、練習で走れば走るほど自信がなくなる日々。

上積みできている気が、全くしない。

気温33度の中ペース走を行い、口内炎ができたり。

長い距離を走りすぎると疲労がたまるかと、20~25km程度をイーブンで走ったり。

たまに朝ランでダッシュを何本か入れてみたり。

しかし、こんな中途半端な練習にもかかわらず、

9月にやってきた自発生理は、10月、とんでしまった。

 

一生懸命身体に負荷をかけて成長を促しているつもりが、

全力で拒否されているかと思うと、なんともいたたまれない気持ちになる。

「もっと練習して成果を手にしている人もたくさんいるっていうのに、私ってやつは・・・」

という心境。

 

     2018年10月  2019年10月

体  重 52.4kg     52.5kg

骨格筋量 22.7kg     23.5kg

体脂肪率 20.6%     18.1%

 

1年間コツコツ筋トレ続けて、

「筋肉や骨は維持・増強して、体脂肪だけ減らす」

ことを念頭におき、スタミナ維持にも努めたつもり。

しかし、体脂肪減らしすぎるとまた生理とまるし、ほどほどに、

と思っているにもかかわらず、また止まる。

 

今まで、サブ3.5できないのは、

「やるべき練習を消化していないせいだ!」と思っていて、

「時間も確保できるし、今度こそ!」と息巻いていたのも束の間。

キャパが伴っていない現実を、突きつけられてしまった。

今や、過去の自分さえ、遠いあこがれの存在。

直前のペース走の体感では、サブ3.5のレースペースでは5kmさえ苦しい。

・・・仕方ない。

今ある自分の走力をバランスよく、レース全体ですべて出力することに徹しよう。

今回は、あえてペースや時間を確認せず、心拍だけを意識して走ることにした。

せめて、足を使い果たして後半大失速、という展開だけは避けなければ。

 


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【1~5km】5分29秒/km 162bpm

スタート直後から、アップダウンのゆさぶりがかかる。

マラソン登録女子29名の部にエントリー。

一般女子144名と合わせて、173名。

スタートロスは、数秒という位置。

もう、みんな速い速い。

おまけに、2kmすぎたあたりから、

5分後に出走した男子フルの部にも、ガンガン抜かれ始める。

(男子のフルエントリーは、登録・一般あわせて1,573名)

「抑えて抑えて!ここを力んで走ったら、ハーフ行くまでに足が終わる!」。

肩の力を抜いて、足の付け根から、大きな筋肉を使うイメージで!

フロントランジで、嫌というほど練習したではないか。

 

【5~10km】5分26秒/km 167bpm

6km行ったあたりで上り坂が一旦終わり、

ダムのこいのぼりが見えてくる。

ここまでの抜かれ具合ときたらもう、最後尾になったのではないかと思うぐらい。

しかし、この上り坂をゼーゼーいいながら追い抜かれた男女には、

この後、かなりの確率で追いつける。

「とにかく、温存・温存!」と言い聞かせ、

いつでもペースアップできるぐらいの余力をもって走るよう心掛ける。

 

【10~15km】5分11秒/km 167bpm

ダム周回の、フラットなゾーンを多く含む区間なので、

同じぐらいの負荷でも、すこしペースが上がってきた。

生理的イーブンを心掛けているので、最初の坂で使い果たし気味の人を、

徐々にパスしていく。

「力まず!飛ばし過ぎず、余力残しすぎず!」に徹する。

 

【15~20km】5分19秒/km 166bpm

18km~19km区間は、名物(?)の激坂。

な、なんと。この坂の途中で、りゅうちゃんに追いつかれる。

過去最高に速い地点で捉えられてしまった。

遠ざかる背中を眺めながら、

「人は人!自分は自分!」と言い聞かせる。

この坂を頑張ってしまったら、28km以降、徐々に上がっている傾斜に太刀打ちできない。
 

【20~25km】5分16秒/km 163bpm

下り基調ではあるけど、田んぼの中の爆風区間。

しかし、今年は過去2回とは比較にならないぐらい弱い風だった。

初回は、クラクラするほど日差しが強くて参ったし、

二回目は、対策としてかぶっていた帽子が激しく吹き飛ばされるほど風が強かった。

今年の気候条件は、曇天・弱風で、本当にいいコンディション。

いけてないのは、私のコンディションのみ。

いやいや、ネガティブになっても仕方ない。

 

見え隠れしていたりゅうちゃんの姿。

なるべく意識しないようにしていたけど、あれ??

なんか、近づいてきてる??

心拍数を確認しても、私がペースアップしているわけでもなさそう。

ついに、エイドで追いついた。

「どしたん?フォームが小さくなってるやん!」と声をかけると、

明らかにしんどそう。

しかも、シカトされた(笑)。

「・・・こうなったら、動画撮影しながら、一緒にのんびりランに切り替えようか?」

という誘惑が、自分の中に芽生えかけた。

 

いや、違うだろ。

ベストタイムがでなくても、今ある実力の少し上を目指して追い込まないと、

このレース、次につなげることもできない。

こんな遠くまで、何しにきたんだ??

予定通り、心拍意識して、最後まで追い込んで走ろう。

「人は人、自分は自分!」。 

 

【25~30km】5分32秒/km 162bpm

過去、速い女子数名に、ゴボウ抜かれした区間。

コース最西端をすぎて以降は、少しずつ上り基調になっていく。

まわりを走っているランナーも、皆つらそう。

イーブンで走っていそうな人は少なく、

前半で使い果たして失速している人がほとんどの模様。

心拍を維持して走っていると、どんどんパスしていけるので、

自分ではもっと速く走れているつもりだったけど、

㌔5分32秒もかかっていたとは!

ペース確認しなかったおかげで、無駄に落ち込まなくてすんでよかったかも・・・。

足もまだ残っていて、

「サブ3.5狙わなくていいんだったら、こんなに応援してもらえて、

精一杯走って、フルマラソンって楽しいスポーツだよな・・・」

などという考えもよぎってくる。

 

【30~35km】5分48秒/km 163bpm

おっそ~~~。

温存していたらしき数名のランナーに抜かれる。

中盤ぐらいに抜いた女子にも1人、抜かれた。

上り坂は得意なつもりだったのに、こんなに失速していたのか。

 

ラスト8kmぐらいの地点にあった私設エイドの小さなおにぎりと、お茶をいただく。

今回、補給食はハニーアクション1袋と、蜂蜜、すだちのしぼり汁を加えたもの、

エナジーバーを用意。

公式エイドにはバナナが用意されていたけど、

最近、走りながらの固形食摂取が、かなりきつい。

手持ちのエナジーバーには、手を出す気にもならなかった。

 

前回、泉州マラソンでガス欠らしき症状に見舞われたので、

今回は出走するまでの5時間がかりで、おにぎり5~6個分摂取しておいた。

普通のうるち米、もち米、もち麦をまぜて炊いて、

時間差で消化できるよう、スタミナが継続するよう意識したつもり。

おかげでここまでガス欠にはならなかったけど、

あと8km、このおにぎりで頑張れそうな気がする!

 

【35km~ゴール】5分41秒/km 162bpm

40km地点の表示を見逃していて、

「遠いな~」と思っていたら、不意に41kmの表示が。

心底喜んだ。

ここまできたら、ゼーゼーハーハーいいながら、追い込んで走る。

ゴールゲートには時計の表示がないので、完走証をみて、タイムを知った。

3時間51分11秒。

・・・50分切れたかと思ってたけど、甘かった・・・。

 

慌てて貴重品を受け取り、上着を羽織り、

りゅうちゃんのゴールシーンを見ようと、ゲートへ戻る。

すると、出走前に、「Youtube見てます!」と声をかけていただいた男性ランナーさんの姿が。

「りゅうじさん、30kmぐらいで歩いてはったから、もう少し時間かかると思いますよ」とのこと。

えっ、そうなん??

スマホの電源を入れると、

「あと8k 歩きあり 先に着替えて」

と、電報のようなメッセージが入っている(笑)。

 

それなら着替えるか、と、改めてガッツリ顔を洗い、

下着から靴下まで全部着替えて、ゴールに戻る。

ちょうどいいタイミングで、りゅうちゃんゴール!

ふるまいの豚汁とお茶をいただき、

早々に帰阪した。

 

初めて公共交通機関で現地入りしたけど、

電車でも座れたし、送迎バスの運行もスムーズで、実に快適な運営だった。

備忘録としては、ゼッケンに記入する用のボールペン、

荷物を置いておける小さめのレジャーシート、

温かい飲み物を準備しておくといいかも。

そして、今回曇天だったのでさほど影響なかったけど、日焼け止め!

 

今回のフルを終えて思ったこと。

サブ3.5を目指してトレーニングするのは、年明けのレースで終わりにしよう。

その代わり、背水の陣で臨もう。

「フルマラソンが体にいいのはサブ4まで」と誰かが言っていたが、

その通りな気がする。

「別府大分に出てみたい」という思いからはじめたサブ3.5目標だったけど、

いまや、恐れ多くて出てみたいという気も失せてしまった・・・。

2019年9月12日 (木)

生理と更年期

2019年9月9日(月)、生理がきた。

中学1年の夏に初潮を迎えてから、生理がくるのがこんなに嬉しかったのは、初めてのことだ。

生理といえば「お腹が痛い」「頭がボーっとする」「食欲が止まらない」「むくむ」、

生理が始まる1週間ほど前から、不調を感じることが多く、とにかくいいイメージがなかった。

 

今までは、毎月来て当然だった生理が、2019年1月を最後に、3ヵ月以上こなかった。

年末も2.5ヵ月とんで、1月にやっと来た生理だったので「またか」とも思ったが・・・、

婦人科に行くのは、とにかく気が進まなかった。

 

高校受験の時、受験のストレスとダイエットが重なったためか、

半年以上生理がこなかったことがある。

母親に気づかれ、婦人科を受診。

定期的に飲み薬とお尻の注射を受け、人工的に生理をおこした。

40kgあるかないかだった体重は、一気に60kgまで増加し、

買ってもらったばかりのセーラー服が、きつくてたまらなかった。

 

「半年もほっておいたらダメだ、3ヵ月こなかったらすぐに病院にこないと」

と、その時かなり怒られた記憶があり、「3ヵ月」というのがひとつのリミットなのかな、と思った。

正常な周期にもどるまで、異常な食欲と戦い続け(負け続け)、

青春時代を、ほぼデブで過ごした過去がある。

 

「婦人科に行かなければいけないのか、イヤだな」

と思いつつ、3月に職場で昼休みに同僚にこぼしたところ、

「今は血液検査でホルモンのバランスとか、原因がすぐわかる」ということを教えてもらった。

それなら、と、ようやく重い腰を上げ、受診し、出た結果がこちら

 ↓

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ほぼ、女性ホルモンが分泌されていなかった。

このまま治療をせずにほっておいたらどうなるか尋ねたところ、

「1年生理がこない状態が続いて、そのまま閉経ということになります」と言われた。

 

閉経しても特に問題ないのでは?と思ったら、

45歳より早く閉経すると、将来的に骨粗鬆症のリスクが高まったり、

デメリットが大きいらしい。

今年43歳になる私は、少なくともあと2年は、

女性ホルモンに守ってもらう必要性があるとのことだった。

  

マラソンが原因なのかと尋ねてみたが、

原因のひとつとしては考えられるが、断定はできないそうだ。

年齢的なものや心因的なもの、色んなことが考えられるらしい。

 

だって、マラソンって、2006年から13年やってるけど、今までちゃんと来てたし。

いや、でも、年末からインターバルを結構一生懸命やってたから、そのせいもあるのか?

標準体型から、低脂肪筋肉質に改造もしたけど・・・。

私より体脂肪低くて、もっともっとトレーニングしてる人だっているのに、

なぜ!??

おまけに、まだサブ3.5の結果さえ出せていないのに!!

なんて不甲斐ない身体なんだ、しっかりついてきてくれよ!!

と、散々罵倒したくなった。

 

しかし、生理がとまってしまったものは仕方ない。

「ピル」というと、避妊薬としてのイメージが強かったが、

ホルモンバランスを整え、人工的に生理をおこさせる役割もあるそうだ。

処方され、言われるがままに服用した。

 

体質に合う・合わないも個人差があるそうで、

私の場合は・・・、耳鳴りとめまい、頭痛が、とにかく辛かった。

甘いものへの欲求も、半端でなかった。

一所懸命しぼった体重も体脂肪も、あっという間に元通り。

情けなくて、ほんとにイヤになった。

逆に考えると、ある程度体脂肪がないと、生理を起こす力がでないのかもしれない。

 

中用量ピル(プラノバール)を1シート、

低用量ピル(アンジュ)を3シート服用し、

人工的に生理を4回起こした。

 

子宮内膜が全くできていない状態だったため、

まずは中用量でしっかり生理をおこさせて、その後低用量に切り替える、という説明だった。

その間の体調不良感と倦怠感は、半端なかった。

 

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実は最初の血液検査の際、

「このままほっておけば閉経する」

「卵巣機能が、年齢的な原因もあって衰えている」

と言われ、すっかり「更年期」とばかり思っていたのだが。

 

通院して何度かやりとりするうちに、

「卵巣機能の低下」=「更年期」

ではない、ということがわかってきた。

更年期になると卵巣機能は確かに低下するのだが、

卵巣機能が低下する原因は、更年期だけではないらしい。

 

更年期の症状としては、

「ホルモンを分泌して、生理をおこしなさい!」という命令が出ているにもかかわらず、

「そんな力、もうないよー!」というギャップが数値としてあらわれるらしいが、

私の場合は、3月の時点で、

「生理をおこしなさい!」という命令自体が出せていなかったようだ。

生理をおこしている場合じゃない、まずは本体のコンディションを整えろ、ということだろうか。

 

女性の身体というのは非常に複雑な構造をしているらしく、

簡単に原因を特定できないところが、ほんとにやっかいだ。

 

6月末にピルを処方されたときに、

「これで4シート目なんですが、次回は自発的に生理がくるか、様子みてもいいですか?」と聞いてみた。

「そうね、自発的にくる可能性もあるし、様子みましょうか。3ヵ月たってこなかったら、また来てちょうだい」

ということになった。

 

7/7-7/27までアンジュを服用し、2日あけて7/30-8/4に人工生理。

そこから41日経過して、来たのだ、今回の生理が!!

仕事のストレスから解放されたのがよかったのか、

体脂肪が増えたのがよかったのか、インターバルをやめたのがよかったのか。

原因をとりのぞいても、すぐに生理が復活するわけではないと過去の経験からわかっていただけに、

今回の自発生理は、本当に嬉しかった。

 

今後も順調にくるかどうかはわからないけど、

とりあえず、年内は様子見ることができそうだ。

 

このまま生理がこなかったら、あと2年、ずっとピルを飲み続けなくてはいけないかと思うと、本当に憂鬱だった。

別の婦人科にメールで質問してみたところ、

「日本人女性の閉経の平均は50歳です。閉経により、骨や血管への悪影響が出ます。

早期閉経により、それらの悪影響も早く出てくるため、治療をおすすめします」という回答だった。

さらに別の婦人科では、

「骨粗鬆症の心配でホルモンを続けるのなら、もう少しHRTレベルの低用量ホルモンがいいかと思います。

また、ホルモンレベルは更年期というよりアスレティックアメノレアの感じがします。

マラソンが趣味ということは、体脂率が低いのではないですか?

それなら少しお太りになれば、月経がもどってくるかもしれませんね」という回答だった。

 

婦人科といっても、治療方針や見解、説明の仕方も様々で、こういう相性も、

継続して通院できるか、薬を服用できるかに影響してくるな、と思った。

丁寧に回答いただいて、ほんとにありがたい。

最初に「血液検査でわかる」と教えてくれた同僚にも、感謝。

 

生理がこなくてどうしようか、と思っている人、世の中に結構いるのではないかと思う。

(妊娠は別として)

生理の記録、できれば起床後の基礎体温の記録は、しておいた方がいいと思う。

排卵がおこっている生理なのかどうか、ある程度予測がつくそうだ。

婦人科を受診することになったときの、いい資料になる。

最近は、体温計も一瞬で測れて、アプリに転送してくれる機能がついているものもあるそうだ。

(私は高校時代から使っている、口で測る体温計をずっと使用)

 

3ヵ月以上放置すればするほど、元のリズムに戻すのに時間もかかるようなので、

なるべく早めに検査を受け、適宜対応するのがいいのかな、と。

よく言われていることだけども、アルコールやスイーツ、カフェインは摂りすぎないよう注意し、

ストレスをためすぎないよう、気分転換。

「更年期」と勘違いして公言してしまった知り合いもいるのだが、

申し訳ない、少し違っていたようだ。

 

いずれにしても、閉経に向かって進んでいく40代。

心と身体を大切に、負担をかけすぎないよう、日々を過ごしていきたい。

 

 

 

2019年8月17日 (土)

楽天ROOM

普段使っている調味料など、こちらのサイトにまとめてみました!

https://room.rakuten.co.jp/room_junkot/items

 

 

2019年4月17日 (水)

第5回 奥出雲ウルトラおろち100km遠足 完走記

2019年4月13日(土)、AM5:00~開催の、

奥出雲ウルトラおろち100km遠足に参加してきた。

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4月12日(金)、7:10 伊丹空港発、

8:00 出雲縁結び空港着の飛行機に。

「出雲に向かうのに飛行機って、ちょっと贅沢すぎ??」とも思ったけど、

これが正直、テーマパークに行くよりも興奮した。

 

自分の生活圏内をはるか上空から見下ろしてみるというのは、

なかなか楽しいものだ。

伊丹市の昆陽池(こやいけ)公園にある、ミニ日本列島(人工島)の全容も確認できた。

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大山の姿もクッキリ!!

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出雲縁結び空港の総合案内所で、「縁結びパーフェクトチケット」という、

3000円で3日間有効と言うチケットを購入。

各施設で割引が受けられたり、JR以外の電車とバスが乗り放題。

松江城で割引を受け、実質使用したのは2日間だけだったが、

トータルで170円はお得になった模様。

電車やバスで、小銭の用意を気にせずに済み、便利だった。

 

まずは松江駅までバスで移動、コインロッカーに荷物を預け、観光開始!

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松江城と桜を愛でながら、みたらし団子!

そして、お昼はカニとのどぐろ!

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「翌日100km走るんだから、スイーツもたまにはいいだろう!」

ということで、抹茶クレープ!

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八雲塗の漆器店にも立ち寄り、自宅用のカラトリーも購入!

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「こういうのが旅先であったら買いたいな」という、

イメージ通りのものに出会えた。

漆器は全般的に、軽くて味わいがあって、持った時に冷たくなくて、

大切に長く付き合っていきたいと思わせてくれる風情がある。

サクランボの箸置きも、かなりツボ。

今の季節にちょうどいいと思いつつ、年中使ってしまいそうだ。

 

一通り松江の街でしたかったことを済ませ、

14:00松江駅発の大会の送迎バスに乗車、受付会場15:15着。

参加Tシャツやゼッケンを受け取り、徒歩圏内の宿に移動。

出雲横田駅近辺を散策し、駅前の居酒屋さんで前夜祭。

早めに就寝し、翌朝に備える。

 

3:30起床、宿の用意してくれたおにぎりで朝食。

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りゅうちゃんは1個しか食べなかったので、私が3個食べた。

シンプルなおかかと鮭のおにぎりだったけど、

お米が美味しいので、おかずなしでも十分美味しかった。

 

4:20にはスタート会場へ。

荷札にゼッケン番号を記入、荷物預け。

預けた荷物は、55km地点で受け取ることができる。

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「走り始めは寒くても、ちょっと我慢すればすぐ暖かくなるだろう」

と思い、短パンを準備していたのだが、スタート時-2℃があまりに寒く。

急遽、パジャマ用にもってきていたヨガパンツをそのまま穿いて出走することに。

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(5kmほど走ったらあたたまってきたので、短パンでもなんとかなったかも?)

ただ、16:00頃からはまた気温が下がってきたので、

上は長袖のまま過ごすか、1枚上着があったほうが安心。

 

AM5:00、スタートの号砲が。

霜がおりた田畑に朝日があたり、実に美しい!

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朝起きたら「今日は何時までにあれして、これして・・・」と、

段取りや効率ばかり考える日々とは、一線を画した1日が始まる。

新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込み、

「生かされて生きている」感覚を味わいつつ、前進していく。

 

5:34 6km地点 ①蔵屋エイド

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ここでは、森田のかつおだし汁と、仁多米おにぎりをいただく。

まだ走り始めて34分しかたっていないというのに、なんと豪華な!

塩のよくきいた小さめのおにぎりと、熱々のスープの相性が、実にいい!

 

5:57 9km地点 ②鳥上コミセンエイド

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できたておぼろ豆腐、黒豆茶。

さっきのエイドから、まだ3km、23分しか進んでいません(笑)。

「こんなご馳走で、いいんかいな?」と声が漏れてしまうぐらいのクオリティの高さ!

黒豆の香ばしい香りも、ふわふわの豆腐の食感と味の濃さも、

身体にジワっと染み渡っていく。

普通の飲食店でこれらが出てきたら、それだけで感激する、そんな味だった。

 

6:30 14km地点 ③農道エイド

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春のおいなりさん、オレンジ、ガリ(生姜)。

とにかくみなさん親切で、機転がきくんです・・・。

「あ、いなりでちょっと手がべたつくな」と思う間もなく、

さっとウエットティッシュを差し出してくださったり。

 

「給水は?」と、同時進行でペットボトルを差し出してくださったり。

トップ選手がすごいタイムでゴールされているのも、走力もさることながら、

こういったスムーズな助けがあってこそなのではないかな、と思ったりもする。

ストレスなく走らせてもらえて、本当にありがたい。 

手ぶらで走らせてもらって、準備してもらっているご馳走に舌鼓を打つ、

というのは、やはりウルトラマラソンならではだな、と思う。

 

7:06 19.5km地点 ④道の駅酒蔵エイド

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仁多米100%甘酒!

甘酒の、とろっとしつつも、スッキリした味わい。

美味、すかさずおかわり!

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そして、この天然酵母パン。

3種類あって、真ん中のバジルのをいただいたところ、

奥行きのある味わいが、感動的だった。

私の知っているそれまでのパンとは、全然違う味。

(通販で購入できるなら、もう一度入手して全種類試したい)

提供される食べ物一つ一つのクオリティが、とにかく高い!

 

7:34 23.5km地点 ⑤亀嵩(かめだけ)駅エイド

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割子そば!

てっきり冷たいお蕎麦とばかり思っていたら、

温かくて、感激!

この時点での気温は-1℃、走って温まってきたとはいえ、

まだ手先はかじかむ状態だったので、とても美味しくいただいた。

 

 

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家の前で声援をおくってくださって、

それにこたえるのも楽しい瞬間。

好きなことをさせてもらって、その上こうして応援してもらえて、

ありがたいことだな、と思う。

 

8:08 29km地点 ⑥仁多庁舎エイド

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スタッフの方たちの、好意的な眼差しと笑顔、そして声援。

ほんと元気が出る。

ここでの主なメニューはわたがしと焼きそば、となっていたが、

プチトマトやバナナ、おにぎりなども用意されていた。

(焼きそばは完成前)

推測だが、おにぎりやいなりずしなど、

ロスが極力出ないように、余ったらどんどん先のエイドに運ばれているのではないかと思う。

(14km地点で食べたいなりずしが、38.5km地点でもう一度食べられたときは、嬉しかった)

 

プチトマトも、味が濃くて・・・、

食べた後も、どんどん体に栄養が染み渡っていく感じがした。

 

そして、今回大活躍したのがこちら↓

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最近、マイカップ持参が必須の大会が増えており、この大会もそうだった。

「携帯用カップって、結構高いし、そういうのに限ってすぐ落としたりするし・・・。

普通の紙コップをつぶして持っていこうかな」とか考えていたところ、

りゅうちゃんの弟さんが、この青いカップをプレゼントしてくれたそうだ。

 

購入場所を聞いてもらったところ、なんとダイソー!

108円で、このクオリティ(驚)!

蛇腹方式でカップ部分が小さくなり、蓋ができて、

おまけにカラビナまでついている。

蓋のおかげで中にホコリや虫も入らず、わずかに残った水滴が、リュックを汚さずに済む。

近所のダイソーに行ったところ、青と緑とあったので、緑を買い足した。

 

8:49 34.5km地点 ⑦長者の湯エイド

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待ってました、卵かけご飯!!

あらかじめ用意してある卵汁を、その場でご飯にかけてもらえる。

なるほど~~、これなら腐敗のリスクもないし、新鮮な卵の味を楽しめる!

何気なく置いてあるお醤油も妙に美味しく、何杯でも食べたくなる。

甘みたっぷりの卵だった。

 

もともとよく食べる方なのだが、

それでも最近は脂っぽいものや生クリームを食べるとしばらく胃もたれが続いたり、

消化しきれず夜眠れない、などということも起こっていて。

今回の大会でも、万一に備えて胃薬と痛み止めを用意していたけど、

使用せずにすんだ。

どの食材たちも新鮮で美味しく、すぐに身体に染み渡り、

血となり肉となりエネルギーになってくれたようだ。

 

桜もちょうど満開!

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アップダウンの多いコースだけれども、

そのおかげで下から見上げたり上から見下ろしたり、

景色を存分に楽しむことができた。

 

9:19 38.5km地点 ⑧トウトウの滝エイド

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ここのトマトジュースもすごかった!

トマトをそのまま食べてるかのような、食感のあるジュース。

主なメニューは高原トマトとなっていたけど、

漬物やバナナ、いなりずしなど、盛りだくさんだった。

 

9:47 42.0km ⑨三成遊園地エイド

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自家製餡たっぷりあんぱん、その日につくったカレーパン。

「カレーパン、胃もたれするかな」と思いつつも口にすると、

なんじゃこりゃー、かつて食べたカレーパンとは一線を画す食べ物!

揚げたてって、こんなに違うのか!!

表面がサックサクに揚がっていながら、中のパン生地が余分な油を吸っていない。

カレーの味と量も、絶妙!

あんぱんももちろん美味しいのだけれども、カレーパンが強烈に美味しすぎた。

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そして、蒸したての味噌まんじゅう!

(りゅうちゃんに手渡しているのは、蒸したてではなかった模様(笑) )

ちょうど蒸しあがったのをいただくと、その味わいがまた、格別!

こんな屋外で蒸したてをわざわざ提供してくださっている手間と親切に、

頭が下がる思い。

ほんとにプライスレスな体験をさせていただいたと思う。

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三味線を奏で、パンフレットで名前を呼びながら応援してくださったり。

風景を、忘れないよう目に焼きつけながら進む。

 

10:24 48.0km地点 ⑩焼きさばエイド

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待ってました~~、鯖!!

試しに1本持たせてもらったら、重さに驚き!

身が、ギッシリ詰まっている。

本当は1本食べる気マンマンだったけど、これはちょっと無理っぽい。

 

小皿の切り身は、丁寧に骨をとってくれてあって、

ポン酢と醤油が2種類、計3種類、色々試せるようになっていた。

お味は・・・、またしても最高!!

 

10:57 53.0km地点 ⑪三成遊園地エイド

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11km走って、再びこのエイドに戻ってきた。

 

気温は15℃、暑くなってきた。

グレープフルーツがたくさん用意されているのがありがたい。

でも、暑くても味噌まんじゅうとカレーパンはいただく(^^)

 

この11kmは「ハイタッチゾーン」と呼ばれる、

ランナー同時のすれ違いゾーンになっている。

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折り返してくる人のしんどそうな顔に、

「お疲れ様です!」と声をかけながら進んできた。

自分のことでいっぱいいっぱいになりそうな時は、

あえて自分のことは考えず、他人のことを精一杯応援する。

すると、いつの間にか自分も元気をもらえている。

 

高野龍神の「ファイトセラピー」に続き、

「『お疲れ様です』で疲れを吹き飛ばそうセラピー」と勝手に命名した(笑)。

相手の疲れを吹き飛ばそうとしているうちに、自分の疲れもいつの間にか吹き飛んでいるという、

不思議なセラピーだ。

 

11:11 55km地点 ⑫仁多庁舎エイド

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焼きそばが完成しておりました!!

ここで預けてあった荷物を受け取り、短パンに履き替え、トイレをすませ。

後半戦に備える!

この後、鬼の舌震エイド~八川駅エイドまでの20km弱で、

お腹がすいたりのどが渇いたりしたので、

ここに少しだけウイダーインゼリーのようなものを預けておいて、

お守り代わりにもって走るのもいいかもしれない。

 

11:57 鬼の”恋”吊り橋

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この鬼の舌震(したぶるい)区間(2~3km?)は、

走ってはいけない区間になっている。

大きな吊り橋や高度感のある遊歩道、奇石など、

見所いっぱいのエリア。

 

ただし、ここまで結構頑張って走ってきた分、中だるみしてしまう危険性もあり。

思ったより距離があるので、あまりガッツリ観光せず、

テンポよく歩をすすめた方がよさそうだ。

 

12:24 60.5km地点 ⑬鬼の舌震エイド

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焼き鯖寿司! 料亭の味!

しかしやばい、一人1個限定で、食いしん坊には少々食べ足りない (^^;

徒歩区間で時間がかかったこともあり、

前のエイドから5.5kmの距離が、長く感じてしまったのだ(実際、所要時間も長い)。

 

13:19 68.0km地点 ⑭馬木コミセンエイド

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お腹がすいて、のどが渇いて・・・、

前のエイドから7.5km、1時間弱かけてようやく到着。

牡丹もちと、グレープフルーツ。もちろん美味しい。

牡丹もちは、1人1個。

・・・やばい、やっぱり食べたりない(もちろん口には出さない)。

豪華エイドゆえに、食べ物も飲み物も一切用意してこなかったことが、

ここで少々悔やまれた。

 

「あぁ、できることならここから焼き鯖エイドにとんでいって、

あの鯖を1匹丸ごと食べたい!」という、妙な妄想にとりつかれた(笑)。

とりあえず飴玉を数個いただき、出発。

 

30分ほど走っただろうか。

おぉ、私設エイドではないか!!

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たこ焼き器でホットケーキを丸く焼き、はちみつをたっぷり。

紅茶も!

すきっ腹に染み渡った。

ありがとうございました!!

 

14:08 74.0km地点 ⑮八川駅エイド

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おかゆと、ジビエ団子のスープ!

別々に提供されているけれど、おかゆを少し少な目に盛ってもらい、

そこにジビエスープを注ぎ込んでもらうのがお勧め!!

おかわりOKなのが嬉しい、ここで本格的にお腹を満たすことができた。 

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ここを過ぎるといよいよクライマックス、おろちループがひかえている。

この上りを走り切れば、残りの15kmは、重力にまかせて下るだけ。

フルマラソンで言うと、30kmの壁に相当するだろうか。

ここは、気合を入れて走ろうと決めていた。

 

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前半、手作り八ツ橋と豆乳でもてなしてくださった私設エイドの女性が、

なんと車で先回りして、上り坂の途中に!

パイナップルに、ランナーたちが群がる(笑)。

そして、お礼を言って、すぐさま走る。

 

楽しいばかりだったこの大会、この区間が一番しんどかった。

敢えて自らしんどがった、という方が近いだろうか。

 

制限時間も16時間だし、この上り坂を歩いても、何の支障もなく、

むしろ楽にゴールできたのかもしれない。

でも、ここは頑張りたかった。

うめき声を上げながら、懸命に走った。

 

思い切り、声をあげてしんどがる。

誰にも遠慮せず、苦痛にまかせて顔を歪める。

そんなことができるのも、実はマラソンの醍醐味だと思っている。

 

日常生活では、キツいな、つらいな、と思うことがあっても、

大人は、なかなか露骨にしんどがれない。

 

「このぐらい大したことない、ガマンガマン」だの、

「別のこと考えよう、抑えて抑えて」だの、

自分を律するのに結構、必死。

知らず知らずのうちに、「何か」がたまっていく。

 

そういうのを、汗や声と一緒に、全て絞り出す。

身体全体を、限界まで追い込みながら。

脳が、余計なことを考える余裕がなくなるぐらい。

全部、全部出し切ってやる。

空っぽにしてやる。

そして、走ることに、救われる。

 

14:59 80.0km地点 ⑯延命水エイド

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舞茸おにぎり、チキンラーメン。

熱々のチキンラーメンが、美味しい。

暑くて仕方なかったのに、日が傾きかけると、徐々に寒さを感じる。

舞茸のおにぎりもさすが名産、美味しくいただいた。

ここから折り返しのエイドまで、5km。

さあ、頑張れるのも、あと少しだ。

 

 

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頭上の、赤い橋を渡るらしい。

おぉ、あそこまで上っていくのね。

 

おろちループ本番の前に、私設エイドが!

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ホットコーヒーとビスコをいただいた。

ビスコ、何年ぶりに食べただろう。

温かいコーヒーとよく合って、とても美味しかった。

 

 

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おろちループ、実に見事な景観!

「雲龍橋」「雲上橋」など、かっこいい名前の橋7つで構成されている。

おろち退治というより、龍の背中に乗せてもらっているかのようだ。

果てしなく遠くに見えた赤い橋の上に、いつの間にか乗ることができていた。

 

15:44 85.0km地点 ⑰三井野原駅エイド

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しし汁と、パティシエスイーツ。

上り坂も、ここで終了。

しんどかったけど、ここまでくると残り15km、

終わりが近づいてきて、名残惜しい。

 

16:19 90.0km地点 ⑱延命水エイド

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完全に、寒さを感じるようになってきた。

徐々に足が重くなり、しんどくもなってくるけれど、

折り返し区間のため、これからおろちループを目指す人たちを応援しながら進むうち、

しんどいという感覚も遠のいていった。

 

16:58 96.0km地点 ⑲八川駅エイド

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「おろち退治完了」ステッカーをいただけました!!

もういちどおかゆとジビエスープをいただき。

ここまでくると、嬉しいけど、もう完全にさみしい!!

残り4kmは、名残りを惜しみながら、思い切り楽しもう・・・。

 

沿道やガソリンスタンドの店員さんや、

みんなが応援してくれる。

子どもたちのハイタッチゾーンも、涙がこぼれそうになる。

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みんなの好意に触れ、景色を楽しみ、

美味しいものをいただき。

ランナー同士、応援し、励ましあい。

どれをとっても、個人で走っていたのでは味わえない感動の数々でした。

 

企画・運営に携わっていただいた方々、

応援してくださった方々、

私設エイドの方々、本当にありがとうございました。

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12時間30分48秒、二人揃って無事ゴール!

 

翌日は、出雲大社にお参りして、帰阪しました!

 

 

 

2019年3月17日 (日)

2019年 とくしまマラソン完走記

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3時間36分07秒。

パッとしない結果だけど、

今日できるベストの走りだったことは間違いない。

いい大会だった!

 

目標のサブ3.5には届かなかったけど、

今日参加させてもらえて、

よかったと思う。

 

スタート時の気温は7度、

足の先がしびれる寒さ。

30分ほどスタートラインで震えてからの出走。

 

26kmからつぶれるレース展開は避けたかったの

で、

キロ5分すぎてもいいから、抑え目に。

 

力みすぎないようリラックスして、

ガニ股にならないようフォームも意識。

 

できることならビルドアップして30キロ以降進みたかったけど、後からラップを見ると、

失速していた模様。

 

曇天で走りやすいと思っていたのはハーフまで。

徐々に足先の痺れがとれて、身体が温まってきたかと思いきや、左耳が聞こえなくなるかと思うぐらいの横殴りの雨。

 

細身の、サブ3ランナーと思われるような人が、

アルミシートにくるまれて救護を待つ姿を5人程パスしていく。

低体温症だろうか。

 

冷たい雨風に、体力を奪われ、

河川敷をまっすぐ進むこともままならない状況が続く。

 

26キロすぎて、

「ああ、30までは余裕持って走りたかったのに、

そんなこと言ってたら、キロ6ぐらいにまで落ちてしまいそう。どんなペースで走ったらいいの、ここは!?」

と、半ばやけくそになりかけていたところを、

ザッザッと、いいピッチで追い上げてくる足音が。

 

中年男性を風避けにして、

更にもう1人中年男性が、

二人で周囲をパスしていっている。

 

向かい風にたまりかね、真後ろにつかせてもらう。

しばし私を入れた3人で進み、

エイドで離れ、を繰り返し。

しかし、ここでペースを落とさずにすんだのは助かった。

一人では、風雨が辛すぎた。

 

フルマラソンでここまで降られたのは、初めて。

タイムを見る勇気もなく、

しかし30キロすぎてからは何人もパスできて、

今シーズン最後までへばらずに、

自分としてはベストを尽くせた。

 

急な雨に、楽器をしまいつつも、

レインコートに身をつつみ、

マラカスで必死に応援してくれる人たちの姿に、

胸が熱くなった。

 

頑張ったご褒美に、

水槽から釣り上げたばかりの鰻を食べ。

帰りのバスから虹を眺め。

また、サブ3.5の夢を追い続けようと誓う2019年3月17日であった…。

 

途中、河川敷の菜の花がとてもキレイだったり。

エイドのドリンク区間が長くとってあって、

とり損ねがなくてすんだり。

 

おにぎりが、食べやすく小さいのを、

4人ぐらいで取りやすく差し出してくれたり。

 

本当に、ランナー目線に立った、

心温まる大会でした。

この場を借りて、応援くださった皆さん、

大会運営スタッフの皆様にお礼申し上げます。

ありがとうございました!!

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