« マンゴープリン | トップページ | お好み焼き「せんば」&岩盤浴 »

2007年5月28日 (月)

借りたもの

いつまでも心に残っていて、

ふとしたときに思い出す言葉・・・。

いろいろあるけど、そのうちの一つがこれだ。

「借りたものは、借りる前よりもきれいにして返しなさい」。

それまでは、借りたものはもとあったようにして返すものだ、と思っていた。

前の職場の出張先で、会議室を借りていたときのことだったと思う。

机はもちろん拭いたし、床掃除もした。

ところが、とある上司の一声で、

わずか数時間の使用にもかかわらず、

窓のサッシの類までみがいた覚えがある。

「えっ・・・なんでそこまで・・・こっちが汚したわけでもあるまいし・・・」

「ただでさえくたくたで、時間もカツカツで生活してるのに・・・

そこまでやってらんねーよ・・・」。

どうやら私は、自分で思っているよりもモロに感情が表にでるタイプらしい。

さっと表情を見てとられたようだ。

後になって、理由を説明してくれた。

「貸した人は、返してもらったものを見て、どんな印象をもつと思う?

状態が悪くなっているのは論外だけど、

貸したままの状態で返ってくるのと、プラスアルファの状態で返ってくるのと、

どっちが『この人に、また貸してあげよう』という気持ちになる?

長い目でみて、自分のためになるのはどっちだ?」

・・・ほんとだ・・・その通りだ・・・。

個人単位でもそうだし、企業単位でもそうだ。

小さなことの積み重ねが、信頼につながる。

小さな信頼は、大きな信頼へとつながっていく。

その後の経験からも、これは本当にその通りだと思う。

無職の数ヶ月間、両親の買った家に一人で住まわせてもらっていたとき、

ふすまの取っ手や、トイレのちょっとした汚れを少しずつ掃除しておいた。

あのときの一言で、自然とそうする習慣ができていた。

人の家や出先では、やりすぎるとかえって嫌味にとられてしまうこともあるから注意も必要だけど、親の家ならそんな気兼ねもいらない。

数日後にやってきたお母さんが、

「あの汚れ、前から気になってたのよ!どうやっても落とせなかったからあきらめてたのに!!」と・・・。

やった本人はもうすっかり忘れていたのだが、

思いのほか感動されてしまった・・・。

前の職場もそうだけど、数ヶ月間通った和裁学校では、

ほんとにいやというほど掃除をしこまれた・・・。

「ここがまだ汚れてる!」と言われれば、なんとかして落とさなければならない。

雑誌で歯磨き粉がいいとよめばためし、新聞紙がいいときけばためし。

あの時は苦痛にも感じていたけど、こうして掃除テクニックとして誰かに喜んでもらえるのなら、それはそれで嬉しいことだ。

教えられた教訓をもとに。

目先のラクさにまどわされずに、

広い視野をもって行動できる人間になりたいものだ。

« マンゴープリン | トップページ | お好み焼き「せんば」&岩盤浴 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 借りたもの:

« マンゴープリン | トップページ | お好み焼き「せんば」&岩盤浴 »